【CRI時評】見るに耐えない防疫の米国、どのような顔をしてあちこちであれこれと口出しをするのか

　米疾病対策センターのデータによると、米国は過去3年間に新型コロナウイルスの比較的深刻な流行の波を5回経験している。感染者数がピークに達するたびに、医療体制がほぼ崩壊したとする報道があふれた。

　米国では、政府の不作為やでたらめな行為により、新型コロナウイルスのほぼすべての変異株が流行し、1億人以上が感染し、108万人以上が死亡し、25万人の新型コロナ孤児が生まれ、その悲惨さは世界一だ。同時に、防疫に惨敗したことで、医療資源が緊迫し、医療従事者が大量に離職し、国民が医師の診察を受けるのがますます難しくなっている。米ジョンズ・ホプキンス大のデータによると、2020年7月以降、集中治療室（ICU）の病床の占有率は一部の月を除いていずれも70%以上だ。

　ある分析によると、問題の根源は、米政府が終始、精力を問題解決に注がず、新型コロナの流行を政治化、武器化したことにある。

　一方、中国は過去3年間、流行が深刻な時期に厳格な予防・抑制政策を実現し、世界的な第5波の衝撃を耐え忍び、重症と死亡を最大限減らし、ワクチンや薬品の研究開発応用および医療などの資源の準備に貴重な時間を勝ち取ってきた。

写真：2022年12月29日、四川省眉山市仁寿県珠嘉鎮棚村村。高齢者に薬品の服用について説明する村医。

　他の国と同様に、中国の防疫政策の適正化と調整においても適応期間が必要だ。特に中国は人口が膨大で、高齢化が深刻なため、短期的には感染者数の増加や診療に対する需要の高まりなどの問題は避けられない。しかし中国政府は一刻も無駄にせず、積極的に問題解決に取り組んでいる。

写真：2022年12月27日、河北省石家荘市に位置する県級市の新楽市にある中医専門病院の薬局。市民のために生薬を調合する薬剤師。

　体育館や仮設病院に臨時の発熱診療所を設置する。オンライン診療を開通して国民が医師の診察を受けやすくする。製薬会社と調整して生産能力を拡大する。コロナ患者の治療費を保障する。中国政府は人民の生命と健康を守るために最善を尽くしている。過去3年間中国に滞在した英国のドキュメンタリー製作者、マルコム・クラーク氏は、「私は常に、国民の生命と健康を保護する中国の努力の恩恵を受けてきた」と語る。

　中国は1月8日から、新型コロナウイルス感染を「乙類甲管」から「乙類乙管」に調整し、入境者や貨物などに対する検疫感染症管理措置を行わないことにした。これは中国による時と状況に応じた感染症対策の適正化の最新の努力であり、中国人民に対して責任を負うとともに世界経済を押し上げるのにも資する。（CRI論説員）