1月7日 土曜日

2023-01-08 00:22:15  CRI

「56の民族、56輪の花」(再放送)

 担当:孟群 星和明 

 今日のこの時間は、中国の少数民族、京(ジン)族と侗(トン)族をご紹介いたします。

 京(ジン)族は広西チワン族自治区を主な居住地としています。東南アジアを主な居住地とする京族は、中国では主に広西チワン族自治区防城港市の三つの島に住み、ベト族とも呼ばれます。京族の祖先はベトナムの漁民で、魚の群れの後を追って16世紀にベトナムから中国に移動し、定住するようになりました。現在では、養殖業、国境貿易や観光が主要な産業になっています。

    独弦琴で演奏しているジン族の女性

 また、侗(トン)族は貴州省と主な居住地としています。人口は約300万人、55ある少数民族の中で10番目に多く、貴州省、湖南省、広西チワン族自治区の広い範囲に居住しています。比較的環境のいい山間部から谷あいの平野にかけて居住し、貴州省にはトン族の全人口の半分以上が住んでいます。トン族には、杉材で作った独自の建築「鼓楼」があり、集会場や祭りの場として使われ、釘を一本も使わないことで知られています。祝祭日になると、トン族は鼓楼前の広場に集まり、女性たちが円陣を組んで、「トン族大歌」という歴史を物語る叙事詩を歌います。

歌が得意なトン族

 


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