【CRI時評】感染症に全く対応できない米国は、自分の基準で他者を判断してはならない

2023-01-08 17:50:12  CRI

 中国は8日、新型コロナウイルス感染症の扱いを「乙類甲管」から「乙類乙管」に調整し、入国者や貨物などに対する感染症の検疫検査による管理措置を取りやめた。中国国民の海外旅行も秩序を保って再開された。ある旅行プラットフォームのデータによると、同日には中国から出発するための出入国航空券の注文数が、2020年3月以来のピークを記録した。

 中国はこの日のために3年間準備した。中国がその時々の情勢に応じて自主的に感染症対策を調整していることは、感染症の予防及び抑制と経済や社会の発展をよりよく統一的に計画する上で有益であり、国内外の人々の往来に利便性をもたらす。米メディアのブルームバーグは、「中国により簡便に出入りできることは、中国人観光客に依存する世界の多くの国に利益をもたらす」と評価した。国際的経済組織の多くが、中国経済の回復加速が見込まれることは世界経済にとって朗報と指摘している。

 ところが、これまで「中国は感染症対策を開放的にすべきだ」と騒いでいた一部の米国の政治家やメディアは、「回れ右」をして中国の感染症対策の調整を攻撃するようになった。米国は中国人観光客を対象とする入国制限措置を採用した。このような偽りに満ちたダブルスタンダードなやり方で、彼らの陰険な心理が露呈することになった。

 過去3年間にわたる全世界における感染症対策の道は困難に満ち、あたかもマラソンのようだった。中国は一刻を争って時間と「競走」し、ウイルスと戦ってきた。それは、いずれもより多くの主導権と対応の余地を勝ち取り、国民の生命の安全と身体の健康を最大限に守り、感染症が経済や社会の発展に与える影響を最大限に減らすためだった。中国の全国民の新型コロナウイルスワクチン全過程接種率は現在までに90%を超えた。すでに中国全国で、累計34億8000万回分以上の新型コロナウイルス用ワクチン接種が報告されている。中国では強大な免疫の壁が築かれた。

 同じ過去3年間、米国政府は感染症に対して消極的で怠慢だった。二大政党は互いに妨害し合い、政治家らは票集めや札束集めに追われ、庶民はなすすべもなかった。一部の悪徳政治家に扇動され、米国社会では反知性・反科学的感情が横行し、ウイルス感染拡大の「共犯者」となった。米国が見舞われた感染症の災難は天災であるだけでなく、それ以上に公衆衛生政策の失効や政治体制の機能不全による人災だった。米国国内では現在、複数のウイルス株が流行し、人々はいやというほど苦しめられている。米国の政治家は自らの職務怠慢を反省せず、これまでと同様に感染症を政治化して矛盾を他に転嫁している。このような企てはあまりに卑劣だ。(CRI論説員)

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