北京
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連日の気温低下につれて、多くの渡り鳥が群れをなして越冬地へ向け南下しており、中国東部の江蘇省興化市にある里下河国家湿地公園はますますにぎわいを見せています。
「鳥界の国宝」と呼ばれるコウノトリは、南下の途中、里下河国家湿地公園の浅瀬に立ち寄り、群れをなして羽を休めたり、餌を探したりしています。
コウノトリは「鳥界の国宝」と呼ばれ、沼や湿地を行き交って餌を探し、主に小魚やエビ、昆虫などを食べています。冬に飛来し、春に飛び去る渡り鳥で、中国東北部の吉林省や黒龍江省で繁殖し、長江下流およびその南の地域で越冬する習慣があります。コウノトリは2021年に中国の国家一級(最高級に当たる)重点保護野生動物に指定されました。
興化市は2017年から「退漁還湿(漁をやめて湿地に戻す)」プロジェクトを開始し、里下河国家湿地公園を建設しました。この公園は里下河の岸と岸に挟まれた場所に位置し、総面積は1304.80ヘクタールです。豊かな湿地帯に恵まれ、コウノトリ、コハクチョウ、シラサギ、カワガモなどの希少な絶滅危惧種を含む多くの水鳥に休息の場を提供しています。ここ数年、湿地保護区が生態回復に力を入れ続けてきた結果、ここで越冬する渡り鳥の種類と数は毎年増え続けています。(怡康、坂下)