北京
PM2.577
23/19
「北京の街中では再び渋滞が発生している。観光客は海外で休暇を過ごすために争って予約している。企業はビジネス活動の回復を見込んでいる」、「リゾート地ではホテルの利用客が著しく増えている」……。
これは英紙フィナンシャル・タイムズやロイター通信などのメディアによる中国の最新の観察だ。多くの海外メディアが、「中国人の生活は正常に戻りつつある」、「北京や上海で灼熱の活気が再び出現している」といった内容の記事に重要な紙面を割いた。
中国国外からは、中国の感染予防や抑制政策の調整の効果はどうなのかとの、強い関心が寄せられてきた。そして、新年早々に北京や上海など中国を代表する都市が復活した活力は、中国の積極的な回復の重要なシグナルと見られるようになった。街頭の活気が春の暖かさを運んでいる。
中国国外の観察者の報道に含まれる「秩序ある正常への回帰」、「生気の回復」、「需要の再燃」といったキーワードは、中国の新年の雰囲気を伝えている。それは予想外のように見えても、理にかなう現象だ。
中国の感染予防や抑制政策は、最近なり調整され転換され、感染の予防と抑制は新たな段階に入った。これらの調整は病原体と疾病に対する認識、集団免疫のレベルと衛生健康システムによる対抗能力、社会における公衆衛生の介入措置という、3つの要素についての判断に基づいて実施されたものだ。中国は新型コロナウイルス感染症が爆発的に発生してから3年の間に、予防と抑制方針を9回にわたり更新し、さらに「20条の最適化措置」、「新10条」の措置を相次いで発表し、1月8日からは「乙類乙管」を実施した。これらはいずれも中国がこれら3つの要素を総合的に考慮していることを示しており、適切で科学的で、中国の予防と抑制の実際に合致した調整だ。
中国政府がまさに一貫して国民第一、生命第一を堅持し、科学的で精確な予防と抑制を堅持し、状況の推移に応じて予防と抑制措置を最適化し調整してきたからこそ、国民の生命の安全と身体の健康を最大限に保護し、目下の活気にあふれて、元気ではつらつとした中国を実現することができたのだ。
消費者ニュースやビジネスを扱う米国の放送局「CNBC」は、中国で消費ブームが起こると予測した。世界経済の布局が一つの重要な分水嶺に至った時、中国経済の回復と上昇は世界にとって大いにプラスに働くことになる。(CRI論説員)