北京
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12月30日午後、習近平国家主席は北京でロシアのプーチン大統領とビデオ会談を行いました。
習主席は、「年末にプーチン大統領とビデオ会談ができるのは大変喜ばしいことだ。これは、私たちの良い伝統となっている。今年1月から11月までに、中露の二国間貿易額は再び過去最高額を更新し、投資協力では最適化と統合が行われ、エネルギー協力はさらに両国関係を安定させる『バラスト』の役割を果たし、重点分野の協力プロジェクトは着実に実施された」と述べました。
習主席はまた、「中国はこのところの新型コロナ情勢の変化を踏まえて、予防・抑制措置を最適化し、現在は国民の健康の維持と重症化防止に重点を置いている。中国はロシアを含む各国との正常な人的往来を秩序正しく再開していく」と強調しました。
習主席はさらに、「中国側はロシアと、そして覇権主義と強権政治に反対する全世界の進歩的な勢力と共に協力して、自国中心主義や保護主義、いじめ的行為に反対し、両国の主権、安全保障、発展の利益、国際的な公平と正義を断固として守っていく」と強調し、さらに「中国はロシアと共にBRICSの拡大を積極的に推進し、BRICSの力を強化し、新興市場国と発展途上国の共通の利益を守っていくことを望んでいる」と指摘しました。
プーチン大統領は、「現在の複雑で厳しい国際情勢の下で、露中関係は良好な発展の勢いを維持しており、ロシアと中国の戦略協力の重要性はいっそう際立ってきている。これは、21世紀の大国関係の模範といえるだろう。ロシア側は台湾問題における中国側の立場を断固支持し、『一つの中国』の原則を断固として厳守する。ロシア側は中国側との緊密な交流とさまざまな分野での協力の積極的な推進に期待を寄せている。中国の新型コロナウイルス感染症の予防・抑制政策の最適化に伴い、両国の人的往来と人的・文化的交流はますます強化されると確信している」と述べました。
また、両国首脳は新年のあいさつを交わし、中露両国の国民が幸せな新年を迎え、互いの国の発展にさらなる成果をもたらすよう祈念しました。(MOKU,MN)