掲陽神泉二洋上風力発電所稼働、使用年数が30年以上

2022-12-29 15:14:18  CRI

 中国広東省にある国家電力投資グループの掲陽神泉二洋上風力発電プロジェクトは、12月28日に最後の1基の風力発電機が併合発電を開始したのに伴い、全体の併合発電を実現しました。これは中国で1基当たりとしては最大の容量を誇る風力発電機を擁する洋上風力発電海所が稼働し始めたことを意味します。

 掲陽神泉二海上風力発電所で採用されている11メガワット風力発電機は、現在、中国では1基当たりの出力が最も大きな商用風力発電機です。この風力発電機の重量は2400トンを超え、ブレードの直径は208メートル、受風面積は標準的なサッカー場4.7個分に相当し、風力発電機1基の年間発電量は約3820万キロワット時で、約2万世帯の1年分の電力使用量を満たすことができます。

 掲陽神泉二洋上風力発電所は、11メガワット風力発電機を全部で34台運転し、最大出力は50万2000キロワットです。同時に、このプロジェクトで採用された66キロボルトの海底ケーブルは、国内では初めて使用されるもので、その極めて高い防水性と気密性、防爆性能に加え、専用の安全事前警報装置が備えられ、複雑な海洋の環境下で30年以上安定して使用することができるということです。(任春生、坂下)

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