CMG、ベネズエラのマドゥロ大統領を独占取材

2022-12-25 16:19:14  CRI

 ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領はこのほど大統領府で、中央広播電視総台(CMG/チャイナ・メディア・グループ)の独占インタビューを受けました。

 ベネズエラの経済情勢についてマドゥロ大統領は、「米国はベネズエラに制裁と封鎖を実施し、わが国を破壊しようとしたが、ベネズエラはそれを乗り越えた。これまでの4四半期において、ベネズエラの実体経済は17%を超える成長を遂げた。非石油経済の成長は120年ぶりのことだ。米帝国主義は、私たちラテンアメリカとカリブ地域を裏庭として扱っているが、今、私たちは、独立、主権、民主、国民参加の復活という新しい時代を迎えている」と述べました。

 マドゥロ大統領はまた、「多国間主義が機能している。私は、習近平主席はこの世界における新時代の思想家だと信じている。習主席は、人類の運命共同体やグローバル安全保障システム、地球への配慮、調和のとれた共存、世界各国の人民と政府の相互補完と団結を強調し続けてきた。これは西側が主張する一極集中の覇権世界とは異なるものだ。私たちは国連などのさまざまな公の場で、習主席が提唱するイニシアチブを支持してきた。習主席はそれらのイニシアチブを実践し、国連の枠組みの中で多国間システムを救い、世界に存在する暴力や軍事と政治の衝突を解決する方法を提案し、人民の主権と人民の自決権を尊重し、時代遅れの西側の帝国主義の覇権思想を完全に捨て去った」と述べました。

 また、台湾問題について、「台湾は中国の一部である。中国側の核心的利益と重大な関心事を理解し、支持することは、ベネズエラ政府の一貫した立場である。対中友好は、ベネズエラのチャベス元大統領の対外政策の継承でもある」と述べました。

 中国・ベネズエラ関係について、マドゥロ大統領は、「習主席は、中国の偉大な指導者たちの後継者にふさわしい人物であり、ベネズエラの良き友人である。私たちは手紙や電話で常に連絡を取り合っている。習主席は、常に両国関係の発展について特別な形で見守り、友好と団結の心をもってベネズエラを扱っており、私はとても感謝している。習主席は、中国の歴史上最も優れた指導者の代表に値する人物だ。中国は悠久の歴史を持つ、本当に偉大な国だと思う」と述べました。

 「一帯一路」イニシアチブについては、「私たちは『一帯一路』イニシアチブの一部であり、現在、この枠組みの中で、貿易、工業、農業、エネルギープロジェクトを含む新たな協力プロジェクトの構築を検討している」と述べました。

 また、マドゥロ大統領は、「人民の利益を何よりも優先する」という中国共産党の執政理念について、「この理念は中国人民のためだけでなく、国際社会において世界の人々の利益を最優先するものでもある」と述べました。

 中国共産党第20回全国代表大会については、「全人類は中国共産党の第20回党大会の議題に注目している。私たちは特に中国の特色ある社会主義に関する議題に注目している。ベネズエラでもずっと、ベネズエラの特色のある社会主義モデルの構築に力を入れてきた。中国の成功は今後数十年の社会主義の道を指し示すものだ」と述べました。(Mou、MN)

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