北京
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ゆっくりと岸壁を離れる「Biglift Baffin」号
中国が建造した世界最大のダブルボックスガーダ式ガントリークレーン4基を載せたオランダ船籍の大型運搬船「Biglift Baffin」号が15日、長江水先案内センター南通水先案内所のパイロットに導かれて中国東部江蘇省南通市の埠頭を離れ、米東海岸で二番目に大きいコンテナ港、サバンナ港に向かいました。
「Biglift Baffin」号に積載された4台の超大型ダブルボックスガーダ式ガントリークレーンの総額は約2億3000万元(45億円超)で、1基当たりの重量は約1850トン、稼働時の全高は90.7メートル、前方伸延距離は70メートル、後方伸延距離は25.9メートル、軌間は39.624メートルに達し、現在世界最大のコンテナ荷役ダブルボックスガーダ式ガントリークレーンで、主に24000 TEU超パナマ型(一般的には船幅がパナマ運河で船舶通航が許可される最大スケールである32.3メートルを超えるものを指す)コンテナ運搬船の荷役に用いられます。
中国で建造されたダブルボックスガーダ式ガントリークレーンを載せた「Biglift Baffin」号
4台の超大型ダブルボックスガーダ式ガントリークレーンを船積みした後の「Biglift Baffin」号の最大幅は159.332メートルに達し、これにより長江を航行する国際船舶の最大幅を記録しました。(ヒガシ、坂下)