【CRI時評】この「一里塚」は中国とアラブ諸国をより良い未来へと導く

2022-12-11 12:24:39  CRI

 中国の習近平国家主席は9日、サウジアラビアの首都リヤドで開催された第1回中国・アラブ諸国サミットで基調演説し、より緊密な中国・アラブ諸国運命共同体を構築しなければならないと強調した上で、中国とアラブ諸国の実務協力に関する「8大共同アクション」を提案した。双方が「第1回中国・アラブ諸国サミットリヤド宣言」などの成果文書を発表し、新時代に向けた中国・アラブ諸国運命共同体の全力構築で一致したことは、サミットの最も重要な政治的成果だ。

 新時代に向けた中国・アラブ諸国運命共同体の構築を巡り、中国はサミットで、理念や主張だけでなく行動案も示した。

 「独立自主を堅持しながら共同利益を守る」「経済成長にフォーカスしながら協力・ウィンウィンを促す」「地域の平和を維持しながら共同安全を実現する」「文明間の交流を強化しながら理解・信頼を増進させる」。習主席のこの四つの主張は、全方位的な協力を強化するという中国とアラブ諸国の実際の需要に合うものであり、新時代に向けた中国・アラブ諸国運命共同体構築のための方向性を指し示した。

 平和と安全はアラブ諸国にとって際立つ関心事だ。誠実な友人である中国は終始、中東和平に建設的役割を果たし、地政学的私利を求めたことは一度もなく、いわゆる「権力の真空」を埋めようとする気はない。習主席はサミットで、中国はアラブ諸国が自国の国情に合った発展の道を自主的に探索し、前途や運命をしっかりと自分の手で握ることを支持すると強調した。中東問題の核心であるパレスチナ問題については、国際社会は「二国家解決」を固く信じるべきであり、中国は引き続きパレスチナに人道支援を行い、民生改善プロジェクトの実施を支持していくと強調した。

 習主席は、向こう3~5年の間、中国はアラブ諸国と共に「8大共同アクション」を推進していきたいと申し出た。これは、中国・アラブ諸国運命共同体の構築と「中国・アラブ諸国全面協力計画綱要」の実施の第一歩だ。具体的な協力は、発展、食料安全保障、衛生・保健、グリーン・イノベーション、エネルギー安全保障、文明間対話、青年人材育成、安全保障・安定という八分野に及ぶ。これは、中国がアラブ諸国との共同発展を心から望んでいることを示している。

 中国はアラブ諸国を必要とし、アラブ諸国も中国を必要としている。新たな青写真の下、中国とアラブ諸国の関係は質が高まり、双方の人々により良い恩恵をもたらし、世界の平和と発展にさらに大きな力を捧げていく。(CRI論説員)



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