世界最大の電波望遠鏡SKA、南アフリカで着工

2022-12-09 11:51:03  CRI

 中国の科学者がコア技術プロジェクトに参加している人類史上最大規模の電波望遠鏡スクエア・キロメートル・アレイ(SKA)の建設が南アフリカで始まりました。


設置が完了したパラボラアンテナ

 SKAの設置場所は南アフリカのカルー盆地中部にあり、そこは放送電波、人口の密集、自動車による騒音などSKAの天敵とされるものを全て回避しています。先行プロジェクトとして、パラボラアンテナ64台の設置が完了しました。

 南アフリカ側の責任者によりますと、今後、中国の業者はパラボラアンテナを新たに133台設置して総数を197台にする計画で、それにより、SKAの重要な構成部分が完成します。

 SKAは、多くの国が協力して建設する世界最大規模の開口合成電波望遠鏡であり、受信面積が約1平方キロメートルに達することから「スクエア・キロメートル・アレイ」と名付けられました。重力波の研究や極端な環境でのアインシュタインの相対性理論に対する検証、宇宙の進化に関する研究に役立ち、宇宙に対する人類の認識の空白を埋めることが期待されています。(鵬、野谷)

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