北京
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【洋画編】
リトル・ジョー(中国題:小小喬)
公開日:2022年12月2日
監督:ジェシカ・ハウスナー
主演:エミリー・ビーチャム ベン・ウィショー ケリー・フォックス
コロナ政策の緩和に伴い、中国本土市場では洋画が解禁。個性豊かな作品が相次いで公開されることになっています。その中の一作が、2019年制作のオーストリア・イギリス・ドイツのSFスリラー映画『リトル・ジョー(中国題:小小喬)』。3年越しの中国本土公開を実現しました。本作は、科学技術発展の裏に潜む危機をテーマに、幸せになる香りのする新種の植物リトル・ジョーを開発するシングルマザーで研究者のアリスが、リトル・ジョーを息子にプレゼントしたところ、息子とアリスの助手クリスの様子に異変が起こるという様子を描いたもの。『ルルドの泉で』などのジェシカ・ハウスナー監督がメガホンを取り、主演は『28週後...』(2007)や『ヘイル、シーザー!』(2016)などの英女優、エミリー・ビーチャム、テレビドラマ『英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件』(2018)で知られる英俳優のベン・ウィショー。本作は第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、エミリー・ビーチャムは同女優賞を受賞しました。日本では2020年6月に一般公開されました。
【洋画編】
ヒトラーに盗られたうさぎ(中国題:誰偸了我的粉兔子)
公開日:2022年12月16日
監督:カロリーヌ・リンク
主演:オリヴァー・マスッチ カーラ・ユーリ リーヴァ・クリマロフスキ マルノス・ホーマン ユストゥス・フォン・ドナーニー
同じく2019年制作のドイツのドラマ映画『ヒトラーに盗られたうさぎ(中国題:誰偸了我的粉兔子)』が3年越しの中国本土公開を果たしました。絵本作家ジュディス・カーの自伝的小説『ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ』を原作にしたもので、ヒトラーによるユダヤ人弾圧から逃れる一家が、自由と平和を求めて逃避行を繰り広げる様子を描いています。メガホンをとるのは、『名もなきアフリカの地で』で2002年のアカデミー外国語映画賞を受賞したドイツのカロリーヌ・リンク監督。『帰ってきたヒトラー』(2015)や『ある画家の数奇な運命』(2018)などのドイツ人俳優、オリヴァー・マスッチ、『ブレードランナー 2049』(2017)などのカーラ・ユーリらが出演しています。日本公開は2020年11月27日でした。(ミン・イヒョウ、梅田謙)