中米経済貿易協力 健全で安定した発展軌道への回帰を期待=商務部

2022-11-24 18:07:48  CRI

 商務部の束珏婷報道官が24日の定例記者会見で、先週金曜日(11月18日)に行われた中国の王文涛商務部長と米国のキャサリン・チ・タイ通商代表との会談について状況を説明しました。

 束報道官は席上、今回の会見が、14日にバリ島で行われた両首脳による会談に続いて、双方の経済貿易当局の責任者による対面会談だったと明らかにしました。そのうえで、「会談は率直で専門的、建設的なもの」であったとし、双方が互いに懸念している中米経済貿易の問題や多国間、地域間の経済貿易協力について協議が行われたと説明しました。

 束報道官によりますと、王商務部長は会談の中で、「双方が互いに尊重し、小異を残して大同に就く姿勢で建設的な協力を展開し、相互信頼を土台に問題解決の具体的な道筋を見いだすべきだ」と提案しました。また、米国側が打ち出した対中貿易投資制限措置や台湾に関わる問題などに厳正な懸念を表明し、開放的で包容的、また団結と協力を促す地域経済の協力イニシアチブに対しては、双方がいずれも開放的な態度を取るよう提案したということです。

 束報道官はまた、双方の対面交流が相互理解を深め、協調を強化するのに役立つという中国側の考えを示しました。そのうえで、「次の段階として、首脳会談で合意した重要な共通認識をしっかりと実行に移し、米国側が中国側と共に、中米経済貿易協力を速やかに健全で安定した発展の軌道に戻すよう希望する」と指摘しました。(Yan、CK)

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