トキのふるさとにナベコウが立ち寄る

2022-11-24 12:59:01  CRI

 写真愛好家がこのほど、陝西省洋県のトキ国家級自然保護区で、ナベコウがトキと一緒に餌を探す様子を撮影しました。 

「冬のデート」を楽しむナベコウとトキ 

 十数羽のナベコウとトキが、トキ国家級自然保護区の漢江湿地で、歩きながら餌を探しています。ナベコウはトキと同様に絶滅が危惧される国家一級保護鳥類で、「鳥類のパンダ」とも呼ばれています。成鳥のナベコウは全長約1メートルで、首と足が長く、口と足は赤色で、毛は胸と腹が白い以外はほぼ全て黒く、美しい印象を与えます。生息数は世界全体でも3000羽に満たず、生息地の環境、特に餌探しをする水域の好みにうるさい品種です。 

 トキ保護区の職員によりますと、ここ数年、秦嶺南麓の生態環境が持続的に改善するにつれて、漢江湿地は魚類資源が豊かになり、ナベコウの移動途中における栄養補給場所になっています。保護区ではこれまで、ナベコウの姿は断片的に観察されていましたが、今年は十羽以上が同時に観察され、トキと一緒に餌探しをする様子も撮影されました。保護区の職員は現在、ナベコウの観察と保護に力を入れています。(殷、柳川) 

ラジオ番組
KANKAN特集