北京
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習近平国家主席はタイの首都バンコクで、現地時間11月18日午後、チリのボリッチ大統領と会談しました。
習主席は、チリが南米で初めて中国と国交を樹立した国だとして、「中国はチリと共に、両国の全面的戦略パートナーシップの継続的発展を推進していきたい」との考えを表明しました。
習主席は「中国はチリと各レベルの友好交流を緊密にし、国政運営の経験交流や発展戦略の連結を強化していく」と述べ、質の高い「一帯一路」イニシアチブの共同建設を行い、経済貿易、投資、農業などの分野における実務協力を深め、公衆衛生、クリーンエネルギー、デジタル経済などの分野で協力の新たな原動力を掘り起こしていきたい考えを示しました。そのうえで、「双方は国連、アジア太平洋経済協力機構などの多国間メカニズムの枠組み内で協力を強化し、全人類共通の価値感を発揚し、真の多国間主義を実践し、アジア太平洋運命共同体と人類運命共同体の構築を推進すべきだ」と強調しました。
ボリッチ大統領は「習主席は中国を率いて偉大な発展の成果を収め、1億人近くを貧困から脱却させ、発展途上国に模範を打ち立てた」と述べ、中国の貧困脱却政策を評価しました。また、チリが「一つの中国」政策を実行する考えを強調したほか、中国側の国政運営の経験を参考にしながら、インフラ、貧困削減、デジタル経済などの分野で協力を深め、より多くの中国企業のチリへの投資・協力を歓迎する考えを示しました。また、中国の「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」と「デジタル経済パートナーシップ協定(DEPA)」への加入を支持する考えを示しました。そのうえで、「チリは独立自主外交政策を堅持しており、中国との交流を強化し、中国をよりよく理解したい」と示しました。(ヒガシ CK)