グテーレス事務総長、人類発展問題を提起 「中国は共同発展の促進を堅持」=外交部

2022-11-16 21:19:14  CRI

 国連のグテーレス事務総長はこのほど署名入りの文書を発表し、不平等問題がますます深刻化していると指摘しました。これに対し、中国外交部の毛寧報道官は16日の記者会見で、「中国は常に世界平和を守り、共同発展を促進し、人類運命共同体の構築を推進しており、国際協力により強い原動力を注ぎ込み、全人類の進歩により一層の貢献をしていく」と述べました。

 11月15日、国連は世界人口が80億人に達したと発表しました。グテーレス事務総長は、「80億人、ひとつの人類」と題する署名入りの論説を発表し、「世界は徐々に分裂に向かっている。食糧危機とエネルギー危機は発展途上の経済体に最も大きな打撃を与えている」と指摘しました。

 これについて毛報道官は、「現代化はある国の特権ではない。先行する国は真摯に他国の発展を支援し、より多くのグローバル公共財を提供すべきだ。常に途上国の困難を念頭に置き、途上国の懸念に配慮しながら、世界経済の回復に向けたパートナーシップを構築する必要がある」と指摘しました。

 毛報道官はまた、「食糧とエネルギーの安全保障は、世界の開発分野で最も差し迫った課題であり、その解決には、国連などの多国間国際組織の協調の下、各国が市場の監督管理と協力を強化し、コモディティ協力パートナーシップを構築し、オープンで安定した持続可能なコモディティ市場を建設し、サプライチェーンの円滑化を共同で保障し、市場価格を安定させなければならない。食糧とエネルギー問題の政治化、道具化、武器化に断固反対し、生産、購入・貯蔵、資金、技術などの面で、発展途上国に必要な支援を提供するべきだ」と指摘しました。(hj、MN)

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