中国最大の淡水湖、鄱陽湖が過去最低水位を更新

2022-11-08 14:05:48  CRI

 中国南東部の江西省にある中国最大の淡水湖、鄱陽湖で7日午前4時、シンボル的な水文観測所、星子水文観測所の水位が6.67メートルまで下がり、再び過去最低水位を更新したことが分かりました。

 鄱陽湖に流れ込む5本の河川(贛江、撫河、信江、饒河、修水)および長江からの流入水が引き続き少ないため、10月3日、星子水文観測所の水位は今年最低の6.68メートルとなり、それまでの過去最低水位(2004年2月4日の7.11メートル)を0.43メートル下回りました。同観測所が10月14日に観測したところによると、長江上流からの流入水の影響で、鄱陽湖と長江九江区間の水位は8.22メートルまで回復しましたが、その後水位は下がり続け、11月7日午前4時現在、6.67メートルまで下がり、2004年2月4日の水位を0.44メートル下回り、10月3日に続き過去最低水位を再び更新しました。

  今のところ、厳しい干ばつに対応するため、江西省は大規模な立体化空中・地上共同対応措置を実施しています。人工増雨作業はある程度、江西省中部と南部の干ばつを緩和したものの、気候予測によると、11月の江西省は温暖乾燥気候の傾向を維持し、干ばつが続くとみられています。(hj、野谷)

鄱陽湖が過去最低水位を更新

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