【CRI時評】開かれた中国と世界がチャンスを共有

2022-11-06 13:13:33  CRI

 第5回中国国際輸入博覧会(輸入博)が4日夜、上海市で開幕した。習近平国家主席は開幕式にオンライン形式で出席して式辞を述べ、「中国は各国や各方面がチャンスを共有するよう後押しする」と強調した。統計によると、過去4回の輸入博では、展示品は累計27万種(件)に上り、買い手が成約の意向を示した金額は累計2700億ドル余りに達し、出展企業が発表した新製品、新技術、新サービスは1500件を超えている。

 第5回輸入博は、中国共産党第20回全国代表大会開催後に中国で開催される初の重要な国際展示会であり、計145の国・地域と国際機関が出展し、世界上位500社と業界大手企業から284社が企業商業展に参加し、参加企業のリピート率は90%近くに上る。

 中国市場の規模は、14億余りの人口と4億以上の中間所得層を擁し、毎年約2兆5000億ドル分の商品とサービスを輸入し、世界第2の商品消費市場だ。習主席が式辞で述べたところによると、中国は強大な国内市場の構築を加速し、物品貿易の最適化と高度化を後押しし、サービス貿易の発展メカニズムを革新し、質の優れた産品の輸入を拡大する。中国はまた、ルールや規制、管理、基準など制度型開放を着実に拡大し、自由貿易試験区高度化戦略を実施し、海南自由貿易港の建設を加速する。

 今年は地域的な包括的経済連携(RCEP)協定発効・実施の最初の年であり、RCEP加盟国はすべて企業の出展があるのが今年の輸入博の大きな特徴だ。中国の消費者に人気があるタイのフルーツは「輸入博のチャンス」と「RCEPのボーナス」という二重の加護を得ている。中国に輸入される日本のホタテや清酒、焼酎などの関税は以前の40%から徐々にゼロに引き下げられることになる。これは日本のメーカーにとって無限のビジネスチャンスであり、今回出展している日本清酒のブランド数は、昨年の102を上回る172に上る。

 輸入博という窓を介して、世界が開かれた中国に変わりはないことを目にしチャンスを共有することを望む。(CRI論説員)

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