中日国交正常化50周年記念 中日青年がオンラインで対話会

2022-10-31 12:12:12  CRI

 中華全国青年連合会と日本内閣府の共催による「中日国交正常化50周年記念・中日青年対話会」が30日、リモート形式で開催され、両国各界の青年代表約70人がオンラインで参加しました。

 中華全国青年連合会の傅振邦副主席、日本内閣府青年国際交流担当室の黒瀬敏文室長がそれぞれビデオメッセージを寄せ、中国社会科学院日本所の呉懐中副所長が「中日関係50年の回顧と展望」をテーマに特別講演会を開きました。

(左)挨拶する中華全国青年連合会の傅振邦副主席(右)挨拶する日本内閣府青年国際交流担当室の黒瀬敏文室長

 傅副主席はあいさつの中で、1965年夏の中日青年友好大交歓、1984年秋に中国政府の招きで日本各界の青年3000人余りが訪中し、大規模な中日青年友好交流活動が開催された歴史を振り返り、「青年交流は、中日国交正常化の実現に重要な貢献をしてきた」と評価しました。そのうえで、「人類社会がかつてなかった変化と挑戦にさらされている現在、両国の青年が共に平和、友好、協力を促進することは、人心の向かうところであり、大勢の赴くところである。友好の理念を伝承し、パートナーシップを開拓し、学び合いを強め、共同発展を実現することを期待する」と呼びかけました。

 黒瀬室長は、両国の国交正常化50周年という歴史的な節目の年に開催されるこの対話会の意義を高く評価し、「日中青年交流には長い歴史があり、両国青年間の相互理解と友情を促進し、国際的視野を拡大し、国際協力の精神を培うために重要な貢献をしてきた。両国の青年が今回の対話会をきっかけに、積極的に議論に参加し、交流を通じて理解を深め、共に成長してほしい」と期待を寄せました。 

 呉副所長は講演の中で、「中日の友好と協力は、両国、そして両国民に福祉と利益をもたらし、地域と世界の平和と繁栄にも重要な貢献をしてきた。両国の青年が前途と運命を自分の手に握り、中日国交正常化の初心に立ち戻り、各分野の交流と協力を強化し、互恵ウィンウィンの明るい未来を共に築くことを望む」と呼びかけました。

参加者たちによるオンライン記念写真

 対話会では、両国の参加者たちは青年発展型都市、起業・就業、質の高い教育、文化交流、気候変動に向けた行動などの議題をめぐり、グループに分けて踏み込んだ交流を行いました。

 中華全国青年連合会と日本内閣府は1978年の『中日平和友好条約』締結を記念して、翌1979年から中日青年交流プロジェクトを実施し、これまでに44年間続けて実施してきました。なお、コロナ禍の影響によるリモート開催は今年で3度目となります。(Yan、HK)

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