北京
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中国人女性には、冬になると寒気対策として保温性の強いタイツをはく習慣があります。今年は欧州市場で中国製タイツの人気が急上昇しています。中国の南東部の沿海地区にある浙江省諸曁市では、多くの保温タイツのメーカーは注文が殺到したことで、生産を急いでいます。現状では、全ての注文への対応を完了する出荷は来年5月になる見込みです。
欧州の消費者の間ではこれまで薄手のタイツが人気でしたが、今年は状況が変わり、寒さ対策のために毛羽立った布のタイツが人気です。
浙江省諸曁市で保温タイツメーカーを経営する楼学松社長は、「オーダーが殺到している。基本的に来年5月まで順番待ち」と説明しました。
現地の別の企業は、欧州からの注文が前年比で40%増えました。特に新技術を使った保温性の高い製品が人気とのことです。
浙江省寧波市税関によりますと、1~8月の寧波市からのタイツ輸出額は前年同期比94.8%増の8204万7000元(約16億6000万円)に達しました。うち欧州への輸出高は前年同期比100.3%増の3109万1000元(約6億3000万円)だったとのことです。(殷、鈴木)