北京
PM2.577
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① 東京都東久留米市 細谷 正夫
久しぶりに受信報告をお送りいたします。
スタッフの皆さん、お元気でしょうか。歳とともにお便りを書くのが億劫になっていました。 さて、9月29日は「日中国交正常化」から50年という節目の日を迎え、特別の想いを持って、番組を聴きました。 あの日から50年が経ち、最近の両国関係は必ずしも良好とは言えない状況にあることは残念ですが、政治経済レベルの問題 はあるとしても、草の根の庶民レベルでは、様々な交流が行われており、それは将来の両国関係を健全なものにして行く礎になると信じています。29日に放送された蘇軾の詩「ただ願わくは」を聴いていると、中国の人々の心に触れることが出来、それはまた、日本人の情緒とも相容れるものであるような気がします。こういった歴史や文化の理解が、両国関係が好転するための一助になることを願っています。
② 宮崎県・ラジオネームD.Dさん
ペットの中国のクローン技術の進歩には驚かされます。ペットを生き返らせたい飼い主と、高額でクローン再生させたい業者、それに対して倫理上、異議を唱える人々と三者三様。飼い主の気持ちも分かりますが、多分、遺伝子的に同じ容姿でそっくりなペットが再生されても、動物の性格形成は後天的な環境や学習の産物と思われるので、全く同じペットを生き返らせる訳にはいかないのでしょう。
中国でのフルーツ生産が進展し、世界一の規模との話題。柑橘類はビタミンCやクエン酸を含み健康効果が高いですね。他のフルーツも新鮮な野菜同様、健康な食生活に欠かせないもの。それ以前に旬の味覚が好ましくもありますね。中国製の防寒商品が欧州で大人気との話題。防寒商品はもとより、日本でも「世界の工場」中国製品が日々愛用されています。
③ 東京都大田区 三輪 徳尋
この先、日本は労働人口が減り続け、ますます高齢化が進むと考えられ、その画期的な解決策を残念ながら誰もが示せないでいます。既に一部のサービス業などの企業では求めている年齢層の労働者を確保することが難しくなりつつあり、働き手不足によって店舗を縮小するなどの問題も生じ始めています。スマート技術の進歩やAIによって、「通院付き添い師」などの新しい職業が生まれたり、新しい技術を提供する多くの企業が造られて雇用が生まれています。しかし、一方では、AIやスマート技術の発展によって役割を終えて、人知れずに消えてしまった業界や企業も数多くあったものと思います。
AIによるデジタル社員も始めは人間の支援をする立場で仕事を進め、多くの学習をし続けたならば、人間よりも高い能力を示す様になると思います。しかし、あくまでも企業のミッションを達成する主体となるのは人間であって、AIやデジタル社員を効率的に上手に使いこなしてゆくことで、人間しか出来ない仕事に集中することが大切なことなのだと思います。長年、年功序列の風土で漫然と過ごし、不満を口にするような非効率的な労働者をAIやデジタル社員に代替えしたいと考える経営者も十分にあり得ることだと思います。
以上のお便りを10月26日(水)ラジオ番組「中日交流カフェ」でも紹介しています。 水曜日の「ハイウェイ北京」からお聴き下さい。
ハイウェイ北京・水曜日 https://japanese.cri.cn/radio/wednesday