中国初の人工哺育シロテテナガザル1歳に

2022-10-25 13:30:01  CRI

 10月24日は、「国際テナガザルの日」です。中国が初めて人工哺育した、シロテテナガザルの「十五(シーウー)」が、このほど1歳の誕生日を迎えました。

 絶滅の恐れがありながら、余りそのことが知られていないテナガザル。その一種であるシロテテナガザルは、中国の国家一級重点保護野生動物です。主に東南アジアで生息し、中国では雲南省にしかいません。去年10月19日に生まれた「十五(シーウー)」は、雄の子で、当時雲南省の昆明で開かれていた国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)を記念するため、「十五」と名付けられました。

 しかし残念なことに、生まれたばかりの「十五」は母親から授乳を拒絶されたため、野生動物救助センターのスタッフは羊のミルクで「十五」を哺育しました。いま、1歳を迎えた「十五」は、すでに母親のそばに戻って、健やかに成長しています。(Lin、CK)

   

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