世界最高のつり橋主塔、基礎工事完了

2022-10-25 13:26:18  CRI

 中国東部・江蘇省の張靖皋長江大橋の一部である南航道橋の南主塔では、最後の鋼製ケーソンが沈められ、大橋の水上の杭打ち工事がすべて終了しました。世界最高とされるつり橋の主塔の礎(いしずえ)が長江の中で成功裏に築かれたことを意味します。

 江蘇省の張靖皋長江大橋南航道橋の南主塔、基礎工事の様子

 鋼製ケーソンの施工は7月29日に始まり、これまでに、大橋南航道橋の南塔と補助塔の鋼製ケーソンの設置作業がすべて終了しました。南主塔はアーチ形のタワーで、基部以上の高さは350メートルに上り、河川の中に摩天楼を建設することに相当し、完成すれば世界最高のつり橋主塔となります。なお、単体で長さ約45メートル、直径3.1メートル、重さ約78トンの鋼製ケーソンは、計97本が南主塔に設置されています。鋼製ケーソンは、底部の永久鋼製ケーソンと頂部の仮設ケーソンを溶接して構成されています。南航道橋は中央径間(センタースパン)が2300メートルにも達する世界最長支間長の橋になります。(Yan、野谷)

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