中国におけるコーヒー文化の変化

2022-10-20 17:09:18  CRI

 日々寒くなる北京にいると…つい甘いドーナツ を食べたくなった!ということでAちゃん、ピックアップしていると、なんと人気のコーヒー・ドーナツチェーン店を発見!コーヒーにドーナツ?と思ったそこのあなた!このお店はレッドメイプルがブランドロゴの、カナダで愛されるコーヒー・ドーナツチェーン店、その名もTim Hortons(ティムホートンズ)です。

 ティムホートンズはカナダの国民的コーヒーブランド。2019年2月26日、世界4850店舗目となる「Tims珈琲」が上海人民広場にオープンしました。中国での店舗数は2022年1月時点で400店を突破し、かなりのスピードで広がりを見せています。

 「中国都市喫茶店調査報告」によると、上海のコーヒー店 の数は1万人当たり2.67店で全国トップに立っています。スターバックス やCOSTA といった外国のカフェチェーンはもちろん、中国本土のコーヒーチェーン店や街角の独立系カフェも、上海の街を歩けば、自分の好みに合った店を見つけることができます。

 上海にカフェができたのはここ数年の話ではありません。上海人がコーヒーをたしなむようになったのは1843年にさかのぼります。当時、多くの外国人がコーヒーという飲み物を上海に持ち込み、コーヒーは当時特定の人らだけが飲めるものでした。1880年、上海初の独立経営カフェが虹口地区にオープンしてから、上海の街中にカフェの数が激増し始め、それ以来、上海市民はこの黒く苦い飲料から離れられなくなりました。

 時代は移り、上海人のコーヒーへの愛は今も続いています。中国のコーヒーブランドもたくさん誕生しています。中でも、ラッキンコーヒーがトップに立っています。ラッキンコーヒーは2022年6月現在までに、全国店舗数7000店を突破し、北京、上海、広東を含む28の省級行政区に普及しているという発表がありました。

 ある調査によると、中国のコーヒー業界 の市場規模は2020年に3000億元を突破し、2021年には3817億元に達し、2025年には10000億元に達する見通しで、かなりのスピードで中国人に浸透しています。

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