中国は人類運命共同体の構築推進に注力＝習総書記

　中国共産党第20回全国代表大会が16日、北京で開幕しました。習近平総書記は中国共産党第19期中央委員会を代表して報告を行い、「中国は一貫して、世界平和を守り共同発展を促進するという外交政策の趣旨を堅持し、人類運命共同体の構築推進に注力し、世界各国が平和、発展、公平、正義、民主、自由という全人類共通の価値を発揚するよう呼びかけている」と述べました。 

　習総書記は「世紀の変局は現在、いまだかつてない方式で展開している。平和、発展、協力、ウィンウィンという歴史の流れは阻むことができないものだ。その一方で、覇権、横暴、いじめ行為が深刻な危害をもたらしている」と指摘しました。  

　習総書記は「中国は、独立自主の平和外交政策を固く守り通し、終始一貫して事態そのものの是非曲直に基づいて自身の立場と政策を決定し、国際関係の基本準則を守り、国際的な公平性と正義を守り、あらゆる形式の覇権主義と強権政治に断固反対し、冷戦思考に反対し、他国の内政への干渉に反対し、ダブルスタンダードを取ることに反対する。中国は永遠に覇を唱えず、永遠に拡張することはない」と強調しました。  

　習総書記は「中国は、平和共存五原則を基礎として、新型国際関係の構築を推進し、グローバルなパートナーシップを深化・拡大発展していきたい」との姿勢を示しました。  

　習総書記は「中国は、グローバル発展イニシアチブとグローバル安全保障イニシアチブを提起した。国際社会と共にその実行に向けて努力したい」と表明しました。（ZHL、柳川）