北京
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中国では都市部や農村部を問わず、全国的に各地域の個性を活かしたコーヒーショップが増えています。
中国東部の上海では、1969年に建てられたレンガ工場がこのほど、コーヒーショップに改築されてオープンしました。赤レンガ造りの窯の中でコーヒーを飲むのが珍しいこともあって、客足が伸びています。
同じく東部の江蘇省常州市仙姑村では、美しい田園風景を売り物にして、田んぼのすぐそばにコーヒーショップが開かれています。
南西部の四川省成都市では、1980年代に建てられた「四合院」(中央の庭園を四方の家屋で囲む中国の伝統的な住宅様式)がコーヒーショップにリニューアルされました。店内には骨董品など1万点以上が展示され、コーヒーを飲みながら骨董品の鑑賞が楽しめ、地元の歴史を知ることができます。
中国のコーヒー消費市場が急速に伸びている中、消費者は約3億人、市場規模は2021年時点で3817億元(約7兆9000億円)に上っているということです。(鵬、星)