中国が構築した小康社会はハイクォリティ=第20回党大会報道官

2022-10-15 22:58:01  CRI

 中国共産党第20回全国代表大会の孫業礼報道官は15日、北京で「中国が構築した『小康社会(いくらかゆとりのある社会)』は改革開放当初の予想をはるかに超えており、ハイクォリティで、検証に耐えうるものだ」と述べた上で、中国の次の目標が社会主義現代化強国の全面的な完成であると示しました。

 これは孫報道官が第20回党大会の記者会見で中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)記者からの質問に答えた際に述べたものです。孫報道官は「中国の小康は全面的な小康である。全過程にわたる人民民主が絶えず発展し、人民の生活がより充実することにより、基本的な公共サービスの均等化が大幅に向上し、エコ文明の建設が画期的な進展を遂げた」と述べました。

 孫報道官によりますと、2020年現在、中国の中間所得層の人口は4億人を超え、世界で最も規模が大きく、最も成長性のある中間所得層を形成しました。都市部と農村部住民のエンゲル係数はそれぞれ29.2%と32.7%に低下し、人民の生活の質は明らかに向上しました。2020年末までに、9899万人の農村貧困人口がすべて貧困から脱却し、人類の貧困削減史上の奇跡を生み出しました。2020年、中国の国内総生産(GDP)は101兆6000億元に達し、世界第2位の経済大国の座をキープしています。

 孫報道官は「10月16日から22日にかけて開催される第20回党大会では、社会主義現代化強国の全面的な完成に向けて『2段階』に分けられた戦略的配置についてマクロ的な展望を行い、向こう5年間の戦略的任務と重要な措置を重点的に策定する」としています。

 中国共産党は中国の発展のために2つの百年目標を設定しています。小康社会の全面的な完成という1つ目の百年目標は昨年に達成しました。2つ目の百年目標は、今世紀半ばごろ、すなわち新中国成立100周年までに社会主義現代化強国を全面的に完成させることです。(ZHL、CK)

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