「西気東輸」パイプライン、第4ルートが全面着工

2022-09-29 11:55:03  CRI

 中国における第14次五カ年計画石油・天然ガス発展計画の重点プロジェクトである「西気東輸」(西部地域の天然ガスを東部地域に輸送するプロジェクト)第4ルートの建設工事が28日、正式に始まりました。完成後は西気東輸の第2ルート、第3ルートと共同運用され、完成・稼働後の中国西部パイプラインネットワークシステムの年間輸送能力は1000億立方メートルに達し、中国の天然ガスエネルギー供給保障能力を力強く高めていくとみられています。

 

「西気東輸」第4ルートが全面着工

 第4ルートは第1、第2、第3ルートのパイプラインに続く、中央アジアと中国を結ぶエネルギー戦略大通路となります。工事は中国とキルギスの国境地帯である新疆ウイグル自治区のウルグチャト県から、輪南、トルファンを経て寧夏回族自治区中衛市にかけて行われ、パイプラインの全長は約3340キロ、管径は1219ミリ、設計圧力は12メガパスカルです。第4ルートが完成したらパイプラインネットワークシステムのガス供給の信頼性と柔軟性を効果的に強化し、エネルギー輸送のリスク耐性を高め、東西地域のエネルギー構造の最適化をさらに促進し、パイプライン沿線の経済・社会の発展とグリーン・低炭素モデル転換を後押しするとされています。(雲、野谷)

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