中国渤海油田でフロートオーバーによる1万トン級のブロック設置が成功

2022-09-28 11:44:39  CRI

 中国渤海の1億トン級大型油田・墾利6-1の中央処理プラットフォームで27日、フロートオーバーによるブロックの設置が完了しました。墾利6-1油田は中国渤海莱州湾北部地区にある初の1億トン級大型油田です。

 今回設置される中央処理プラットフォームのブロックの高さは約36.5メートルで、13階建ての住宅ビルの高さに相当し、投影面積は11のバスケットボール場の大きさに相当します。重量は1万5500トンを超え、渤海油田でこれまでで最も重いブロックです。国内の海上クレーン能力の限界を超えているため、フロートオーバー工法で海上設置を行いました。墾利6-1中央処理プラットフォームは稼働後、墾利6-1、渤中35-2など15のプラットフォームをカバーできます。

 海上フロートオーバー工法の核心は潮汐の自然力と船舶の荷重調整などの工法を利用して、重量挙げ選手の「ジャーク」のような方式を通じて、満潮時に、はしけ船がブロックをパイプの支えのノッチの位置に運び、潮が引いた時にブロックがその勢いで高いところからパイプの支えの予定位置に正確に落下し、荷重の移動が終わったら船舶がその場から出て取付が完了します。(Mou、藤井)

ブロック設置中の油田処理プラットフォーム

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