【CRI時評】「上海精神」堅持の上海協力機構、世界平和と繁栄にプラスエネルギー注入

2022-09-20 12:19:50  CRI

 上海協力機構(SCO)は、21年間の発展を経て、世界でメンバー国の国土面積が最も広く人口が最も多い地域協力組織となっている。今年もまた一部の国をメンバー国と対話パートナー国として受け入れ、「友達の輪」は拡大を続けている。中国の習近平国家主席は16日、SCOメンバー国元首理事会第22回会議での重要な演説で、「上海精神」は終始、SCOの生命力の在りかだと指摘するとともに、より緊密なSCO運命共同体の構築をめぐって五つの提案をした。

 「政治的相互信頼の堅持」「互恵協力の堅持」「平等な付き合いの堅持」「開放と包容の堅持」「公平と正義の堅持」という五つの堅持は、「上海精神」が提唱する相互信頼、互恵、平等、協商、多様化した文明の尊重、共同発展の追求というコンセプトを十分に体現しており、真の多国間主義だ。 

 今回のサミットは、経済、金融、科学技術、人的・文化、メカニズム構築、国際交流などの分野を含む計40余りの成果文書を承認し、国際的なエネルギー安全の維持、国際的な食料安全の維持、気候変動対応、サプライチェーンの安全・安定・多様化の維持に関する四つのコミュニケを発表した。これは、グローバルな危機や試練に対応するSCOの積極的な努力であり、世界で分裂や危機をつくり出す一部の国や集団と鮮明な違いを見せている。

 現在の世界は安定的ではなく、平和・発展・信用・ガバナンスの赤字は増える一方だが、SCOは必ず、「上海精神」の導きの下で、地域の安全と安定の錨(いかり)となり、世界の平和と発展にさらに大きく貢献していくことが期待されています。(CRI論説員)

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