習主席の中央アジア訪問には歴史の要における一里塚的意義=外交部

2022-09-19 19:52:36  CRI

 外交部の毛寧報道官は19日の定例記者会見で、習近平国家主席の中央アジア歴訪の成果と意義について説明しました。

 毛報道官は「習主席の今回の中央アジア歴訪は、歴史の要において行われた一里塚としての意義がある重要な訪問だった」と述べた上で、「今回の訪問は、上海協力機構(SCO)の発展が新たな段階に入ることを力強く後押しし、中国と関連国家との関係を新たな段階へとけん引した」と紹介しました。

 毛報道官はさらに、中国はSCOサマルカンド・サミットで、中国-SCOテロ対策専門家育成基地の設立、産業チェーン・サプライチェーンフォーラムの開催、中国-SCOビッグデータ協力センターの設立、必要がある発展途上国に対しての15億元(約307億円)の緊急人道主義食糧支援などの提案をしたと説明しました。

 今回サミットには3つの「最も」がありました。まず、歴代で最も多い計44件の文書が採択されました。次に、参加範囲がこれまでで最も広く、メンバー国、オブザーバー国、議長国のゲストを含む14カ国の首脳が出席し、国連など9つの国際機関とメカニズムの責任者が参加しました。3番目は、メンバーの拡大が最も急ピッチだったことです。サミットは、イランをメンバー国として受け入れ、ベラルーシをメンバー国として受け入れるプロセスを開始し、エジプト、サウジアラビア、カタールを新たな対話パートナーとして承認し、バーレーン、モルディブ、アラブ首長国連邦、クウェート、ミャンマーを新たな対話パートナーとすることで合意しました。

 習主席のカザフスタン、ウズベキスタンへの公式訪問は実り多い成果を収め、中国・カザフスタン、中国・ウズベキスタン協力の次の段階における方向性と重点について幅広い共通認識に達しました。

 習主席はサマルカンドで、上海協力機構サミットに出席した10カ国の首脳と個別会談を行ったほか、中国・ロシア・モンゴルの三首脳会談に出席し、各方面との戦略的意思疎通を深めました。

 毛報道官は最後に、「我々は今回の訪問を通じて、中国に対する国際社会の揺るぎない支持と、中国との友好協力を深めることに対する熱烈な期待を強く感じた」と述べました。(ヒガシ、鈴木)

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