白鶴灘水力発電所13号ユニットが本格稼働

2022-09-19 11:05:51  CRI

 発電所建設大手の中国能建葛洲壩機電公司が建設を請け負った世界で建設中のうち規模が最大の水力発電所である白鶴灘水力発電所の13号ユニットで18日、72時間の試運転が順調に終わり、発電が本格的に始まりました。13号ユニットの稼働により、同発電所の右岸にある発電ユニットの半分以上が商業運転を開始したことになります。 

 

 白鶴灘水力発電所は、中国南西部の四川省涼山イ族自治州寧南県と雲南省昭通市巧家県の境を流れる金沙江の本流区間にあり、総設備容量は1600万キロワットで、世界で建設中のうち規模が最大で技術的難易度が最高の水力発電プロジェクトです。中国が自主開発した1基当たりの容量が世界最大の出力100万キロワット水力発電ユニット16基が設置され、13号ユニットは発電を開始した11基目のユニットであり、15日に72時間の試運転が始まりました。試運転の結果によりますと、13号ユニットの稼働状況は安定しており、各データやパラメータは良好とのことです。  

 白鶴灘水力発電所の全ての発電ユニットが稼働すると、年平均発電量は624億4300万キロワット時に達し、約7500万人の1年間の生活用電力需要を満たすことができ、年間で約1968万トンの石炭消費(標準炭換算)を減らし、二酸化炭素排出量を約5160万トン削減できます。三峡ダムや葛洲壩ダムなど6カ所の水力発電所と世界最大のクリーンエネルギー回廊を構成し、華中、華東地区および四川、雲南、広東各省の電力不足を緩和することが期待されます。(閣、柳川) 

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