北京
PM2.577
23/19
全世界最大のハッカーは誰か。中国国家コンピューターウイルス緊急処理センターとインターネットセキュリティ企業である360公司は5日、それぞれ西北工業大学が国外から受けたサイバー攻撃に関する調査報告を発表し、新たな証拠を追加した。
調査報告は、米国国家安全保障局(NSA)のセキュリティ部隊として創設されたハッキンググループ「TAO」が41種類のサイバー攻撃用ツールを使い、西北工業大学に対し、前後して数千回の攻撃を仕掛け、コアテクノロジーに関するデータを盗み取ったことを暴露している。この二つの報告が示している一連の証拠は明確かつ完全であり、米国国内で中国に対して直接サイバー攻撃を仕掛けた13名の個人に加え、サイバー攻撃の環境を構築するために米国の通信事業者と交わした60以上の契約と170以上の電子文書に言及している。
「プリズムゲート」事件が暴露されたとき、NSAで請負仕事をしていたコンサルタント会社のシステム分析官だったスノーデンが既に、米国政府が中国の華為技術(ファーウェイ)本社のサーバーやファーウェイ幹部の通信を含む、国内外の電話およびインターネット通信を広範囲に監視していた証拠を提出している。2020年、中国の関係機関は4200万以上の悪意のあるプログラムのサンプルを捕捉したが、国外からもたらされた悪意のあるプログラムサンプルの内、53%は米国からのものだった。
公開された情報によると、米国の盗聴の黒い手は中国に対してだけでなく、同盟国を含めた全世界に伸びている。ドイツの週刊誌「デア・シュピーゲル」は、5億以上のドイツの電話とインターネットデータがNSAによって盗み取られていると報じている。フランスの新聞「ル・モンド」はフランス国内の約7000万本の通話データがNSAによって盗み取られたと報じている。
米国が正真正銘のハッカー帝国、監視帝国、機密の窃盗帝国であることを、大量の証拠が明らかにしている。世界中の平和を愛するあらゆる国は米国のサイバー覇権に抵抗し、グローバルネットワークに晴朗な空間を取り戻すために行動すべきだ。(CRI論説員)