怠け者経済 中国で活況を呈す

　生活リズムが速くなるにつれ、人々は利便性のために費用をかけてもいいと考えるようになっています。「怠け者経済」とは新しいタイプの消費需要のことで、その本質は時間と労力の節約です。

　1980年代末に生まれた馬春麗さんは、よちよち歩きの子供の相手をする時間を増やすために、食器洗い機を購入しました。馬さんは、「ボタンを押すだけで皿洗いを始めることができます。時間を節約し、清潔で衛生的で、私たちの家庭生活の質を高めています」と話しています。

　IT・通信・消費者向け技術に関する市場情報・アドバイザリーサービス・イベントを提供する世界的プロバイダーのインターナショナル・データ・コーポレーション(International Data Corporation)の統計によりますと、2021年、中国で生産されたスマートホーム機器は2億2000万台を超えました。2022年には前年に比べて17.1%増加の2億6000万台を超え、2025年にはさらに、5億4000万台に迫ると予測されています。（非、CK）