中国初の海運と鉄道輸送を結び付けた定期列車が海外へ出発

2022-08-23 12:47:24  CRI

 日本の名古屋と中国天津、それにカザフスタンのアルマトイを結ぶ中国初の海運と鉄道輸送を結び付けた定期列車は21日、霍尔果斯(ホルゴス、新疆ウイグル自治区の伊犁カザフ自治州霍城県に位置)税関を経由してカザフスタンに向かいました。

 伝えられるところによりますと、この列車には日本産の自動車99台が搭載されており、貨物価値は約1000万元(約2億円)で、伝統的な海運と比べて、海運と鉄道輸送を結び付けた輸送は中国国内の豊富な鉄道輸送資源や、特に整えられた中国-欧州定期列車や中国-中央アジア定期列車の運営モデルを十分に利用することができ、今回の貨物輸送の時間は従来の60日余りから20日程度に短縮され、物流コストを大幅に節約し、輸送効率を向上させました。

中国初の海運と鉄道輸送を結び付けた定期列車「名古屋-天津-カザフスタン・アルマトイ」

 この定期列車の最初の便の責任者、程新龍氏は「これらのトランジット輸出の自動車は日本の工場から出荷された後、船で日本の名古屋港に運ばれ、国際RO-RO船で中国の天津に送られ、さらに輸送会社・中鉄の専用列車に乗せられて西に向かい、ホルゴス税関を経由して国を出てカザフスタンのアルティンコリ駅に到着した後、キャリアカーでアルマトイに輸送される」と述べました。

 初の便の効率的な運行を保障するため、ホルゴス税関は「列車快速通関」の監督管理モデルを採用し、通関手続きを簡素化して通行効率を高め、国際物流の円滑化を図っています。(Mou、野谷)

 

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