衛星が撮った10年の変化

2022-08-23 16:24:25  CRI

 2012年から国家重点区域発展戦略が中国中西部で相次いで実施され、産業と人材が集まることにより、中西部は未曽有の発展の機会を迎えています。また、区域発展のバランスを取り、中国経済にますます多くの新たな原動力を注いでいます。

 衛星から見ればここ10年、多くの中西部の都市が急速に発展しています。北西部にある陝西省西安市は常住人口が400万人以上増え、中部の河南省鄭州市は人口の増加が国内5位、南西部の貴州省貴陽市はここ10年で人口の増加が160万人を超えています。

 貴州省翰凱斯知能技術有限公司の最高執行責任者(COO)の曹雨騰さんと開発部門は2015年に北京から貴州省に移転しました。曹さんは、「貴陽市には人材、資本、工場があるので、一生懸命働けば、世界に影響を与える日がきっとやって来ると信じている」と話しました。

 山道が多く、道路整備が足りなかったため、貴陽は長期にわたって経済発展が限られ、人材の流出が厳しい問題でした。2013年から、貴陽はビッグデータ産業を軸に電子情報製造業、最先端装備製造業、新エネルギー自動車産業などといった新産業を発展させています。

 過去10年、装備製造、新エネルギーなど戦略的な新興産業は東部の沿海地区から内陸部へと伸び、中西部には各産業が集まるようになりました。 

 ここ10年、中西部の内陸地域は対外開放の最前線へと変わり、発展に新たな局面と変化をもたらしています。

 夜になると、変化はもっとはっきり分かります。中国科学院夜光リモートセンシングデータ分析システムによると、新疆ウイグル自治区では光のある地域の面積が2013年から87.96%、江西省でも91.90%拡大しています。(殷、野谷)

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