ジャカルタ・バンドン高速鉄道に輸出する列車が輸送開始

2022-08-22 12:59:45  CRI

 中国からインドネシアの首都ジャカルタと観光都市バンドンを結ぶ高速鉄道に輸出する高速鉄道列車1編成と総合検査列車1編成は21日、山東省の青島港で順調に船積みを終え、海運でインドネシアに輸送されています。これはジャカルタ・バンドン高速鉄道に輸出した初の列車であり、中国が海外に輸出した初めての高速列車でもあります。

 ジャカルタ・バンドン高速鉄道に輸出する列車が輸送開始

 同列車は中国の基準を採用し、最高運行時速は350キロ、動力車4両と無動力車4両からなる8両編成です。同列車は中国標準高速鉄道車両「復興号」の技術に基づき、インドネシア現地の運行環境と路線条件に適応し、地元の文化を融合し、適応できるよう改善されたものです。進んだ技術に基づく安全でスマート、現地の特色が溢れるものです。

 ジャカルタ・バンドン高速鉄道プロジェクトの列車は、高速列車11編成と総合検査列車1編成を含み、いずれも青島市にある中車四方車輌有限公司で製造されました。今回青島港から海運で輸送される最初の列車は、8月末にインドネシアのジャカルタ港に到着し、その後は道路輸送でバンドン・トゥガルアル区間に運ばれる予定です。残りの車両は2023年初頭までに順次インドネシアに輸送されるということです。

 ジャカルタ・バンドン高速鉄道は全長142キロ、中国の技術と基準を採用しています。完成後はインドネシアと東南アジア初の高速鉄道となります。(閣、野谷) 

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