北京
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第12回北京国際映画祭のレッドカーペットが12日、北京市懐柔区の雁栖湖国際会議センターで行われ、200人以上の映画関係者が参加しました。
「天壇賞」審査委員会のメンバーたち。左から呉京、秦海璐、李雪健、マルコム・クラーク、郭帆
今回の映画祭ではコンペティション部門の「天壇賞」の国際審査委員会の委員長を務める俳優の李雪健(リー・シュエチェン)をはじめ、審査委員である映画監督の郭帆(グオ・ファン)、英国人監督のマルコム・クラーク、女優の秦海璐(チン・ハイルー)と監督・俳優の呉京(ウー・ジン)がレッドカーペットで先陣を切りました。
中国映画『海的尽頭是草原(In Search of Lost Time)』チーム
今回の「天壇賞」には全世界から1450本の作品が寄せられ、16本がノミネートされました。中国のノミネート作品である『海的尽頭是草原(In Search of Lost Time)』『回西蔵』『媽媽!(Song of Spring)』『追月(Off the Stage)』の4本の制作チームもレッドカーペットに登場しました。
中国映画『独行月球(Moon Man)』チーム
また、累計興行収入57億7500万元(約1143億円)を記録し、中国で公開された映画としては歴代1位となった戦争映画『1950 鋼の第7中隊(原題:長津湖)』、現在大ヒット上映中で興行収入がすでに23億元(約455億円)を超えているSFコメディ映画『独行月球(Moon Man)』など、中国映画の多くの話題作の制作チームも姿を見せました。
主演の新作SF映画『明日戦記(Warriors of Future)』の道具を手にする古天楽(ルイス・クー)
今年の香港の中国復帰25周年を祝うため、今回の映画祭では「光と影 香港映画の新たな原動力」をテーマにした香港映画の上映イベントも予定されています。爾冬昇(イー・トンシン)、恵英紅(カラ・ワイ)、古天楽(ルイス・クー)、王祖藍(ウォン・チョーラム)など中国香港の監督や俳優らもレッドカーペットに参加しました。
北京冬季五輪金メダリストの高亭宇(右)と斉広璞
今回の映画祭の一環として、「第18回北京国際スポーツ映画週間」も開催され、映画上映や産業フォーラムなどが行われます。2022年北京冬季五輪の金メダリストである高亭宇、斉広璞の両選手もレッドカーペットに招待されました。
「天壇賞」のトロフィー
さらに、日本映画週間も予定されており、『川っぺりムコリッタ』『ちょっと思い出しただけ』など4本の映画が上映されます。また、海外の最新作を紹介するイベントでは、『ONE PIECE FILM RED』『さかなのこ』など多くの日本の新作映画も上映される予定です。(取材:李陽 校正:星)