北京
PM2.523
3/-2
牛肉が大好きな私は、ひとくち食べただけでこのお店の大ファンになってしまいました。
香港火鍋の「三六九萬牛雑煲」というお店です。もちろん、香港火鍋は何度も食べたことがありますが、スープも残さなかったのはこれが初めてです!
特にオススメしたいのは、看板メニューの天胡牛雑煲(牛もつ煮込み)。北京でこれほどおいしい牛雑煲は他に無いのではないでしょうか!
三六九萬牛雑煲はチェーン店です。私が行った和平里店はごく普通の住宅地にあって、入り口は小さくも、ムードあふれる店構えです。
店内は、まさにイメージ通りの香港スタイル。
“恭喜发财”(ゴンシーファーツァイ/儲かりますように)というのはどこでも見かける決まり文句ですが、この壁にあるのはそれをもじった“奉旨発財”(フォンジーファーツァイ)という言葉。
“奉旨”は「皇帝の命を受けて必ず〜する」という意味の言葉で、この場合は「皇帝の命令を受けて(仕方なく)金持ちになってやる」というユーモラスな表現になっています。遊び心があっていいですよね。
では早速、看板メニューのの天胡牛雑煲をご紹介しましょう。
牛雑煲は牛肉や牛もつに秘伝のスープを加えて土鍋で煮込んだもので、広州ではどこでも見かける料理です。濃厚なうまみの中にピリ辛さが感じられ、絶品です。
鍋をつついていると、店員さんが「ご飯の上にのせてもおいしいですよ」と教えてくれました。
ええっ!そんなことしちゃっていいんですか!? それでは遠慮なく……と、鍋の具をのせ、汁をかけてひとくち頬張ると、大満足のおいしさ!これは、特に日本の方にはたまらないのでは?
それから、広東式の軽食もオススメです。
私が頼んだのは竹炭流砂包という、カスタード餡の黒いおまんじゅうです。
作りたてなので、やけどしないように気をつけてくださいね!
お料理に合わせた飲み物は鴨糞ミルクティーです。
これは、どのテーブルでも必ず注文されるほど人気のミルクティー。
名前にびっくりするかもしれませんが、中国南部・潮州産の鴨糞香という種類の茶葉を使っているだけです。ご安心ください。花のような独特の香りは食欲をそそります。ドリンクは他にも、一般的な香港風ミルクティー(アイス・ホット)、それから定番のアイスレモンティーなどが選べます。いずれもカップに「発財(お金持ちになる)」と書いてあるのが面白いです。飲めば飲むほどお金が貯まりそう!
熱〜い牛雑煲を食べて、それで終わりではありません。欠かせないのが、このカワイイ見た目のかき氷!。いまネットでとても有名なんです。カワイイものに目がない人にも、甘い物に目がない人にもオススメできます。最初から最後まで大満足のこのお店、中国で見つけたらぜひ行ってみてくださいね。
三六九萬牛雑煲(和平里店)
場所:北京市東城区青年溝路和平里7区32号
営業時間:11:00~22:00
平均予算:一人当たり105元