【CRI時評】口を全開にして「平和」を唱える米国が、現実の行動では平和を破壊している

2022-08-06 12:26:28  CRI

 最近になり台湾を訪問した米連邦議会下院のペロシ議長は、その目的は「この地域の平和を促進するためだ」と述べた。G7外相はこれに同調していわゆる共同声明を発表し、中国の正当な対抗措置が地域情勢の緊張を招く可能性があるとして「(台湾海峡の)両岸の対立は平和的な方法で解決すべきだ」と主張した。

 危機の作り手が「平和の守り手」に変身し、同時に白を黒と言いくるめて権利の正当な擁護者に汚名を着せる盗人猛々しいやり方は、一部の西側国家の「専売特許」と言って過言ではない。彼らは結託して虚言をでっちあげ、概念をすり替えることで台湾海峡情勢の緊張がエスカレートした責任を中国側に押し付け、事実をごまかし、国際社会をミスリードしようと企てている。だが彼らは形勢を見誤っている。民意を低く見積もりすぎているのだ。

 連日に渡り世界の100以上の国が立ち上がって態度を表明した。「一つの中国」の原則を堅持し、中国が主権と領土の完全性を守ることを支持すると表明したのだ。国際社会は中国を支持した。ペロシ議長の中国台湾地区訪問は米国側が一方的に画策して挑発したものであり、米国による「台湾をもって中国を制する」ことを策謀した重大な政治的挑発は中国の主権と領土の完全性を甚だしく侵害するものであり、国際法と国際関係の準則を甚だしく侵犯するものとはっきりと見抜いた。台湾海峡情勢がエスカレートした全責任は、信義に背いた米国側が負わねばならない。

 中国側は、この米国が押し付ける危機を回避し、台湾海峡の平和と安定を維持するために、最大限の外交努力をした。最近になり中国軍が台湾島周辺で展開している一連の合同軍事行動及び中国の多くの部門が発表した対抗措置は、米国と台湾が結託して挑発することを抑止し、国家の主権と領土の完全性を守り、地域の平和と安定を守ることを目的としている。

 正義は人の心にある。米国は口を全開にして「平和」の言説を弄するが、実際には正真正銘の「平和の敵」だ。中国国民の国家主権と領土の完全性を守る決意は石のように固く、地域と世界の平和を守る決意は揺るぎない。米国は必ずや、中国の核心的利益を損ね地域の平和を破壊することの代価を支払うことになる。(CRI論説員)

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