2021年、中国多くの気候変動指数が観測記録を更新

2022-08-05 10:29:59  CRI

中国気候変動青書(2022)

 中国気象局がこのほど発表した「中国気候変動青書(2022)」によりますと、地球温暖化の傾向は依然として続き、2021年の中国の地表平均気温、沿海海面、永久凍土活動層の厚さなど多くの気候変動指数が観測記録を更新しました。

 中国の気温上昇速度は同期間の世界平均水準を上回り、世界の気候変動におけるデリケートな地域となっています。1951~2021年、中国の地表の年平均気温上昇速度は0.26℃/10年で、同時期の世界平均気温上昇水準(0.15℃/10年)を上回りました。この20年は20世紀の初め以降、中国の最も暖かい時期となります。2021年、中国の地表平均気温は平年より0.97℃高く、1901年以降の最高となりました。2021年、雲南省元江県(44.1℃)、四川省富順県(41.5℃)など62の気象観測所で日中最高気温が過去の極値を更新しました。

 1961~2021年、中国の平均年間降水量は増加傾向にあり、10年ごとに平均5.5ミリ増加しました。1980~2021年、中国沿海部の海面上昇速度は3.4ミリ/年で、同時期の世界平均水準を上回りました。2021年、中国沿海部の海面は1993~2011年の平均値より84ミリ高く、1980年以降で最高となります。(ヒガシ、坂下)


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