北京
PM2.577
23/19
国連のグテーレス事務総長は3日の記者会見で、ペロシ米議会下院議長の台湾訪問に関連する記者からの質問に対して、「一つの中国」の原則を堅持すると改めて表明した上で、「我々の立場は非常に明確だ。我々は国連総会決議を順守し、『一つの中国』の原則を厳守する。われわれが行う一切は、この方針に基づく」と説明しました。
2022年の東南アジア諸国連合(ASEAN)輪番議長国であるカンボジアの外務国際協力省は、「ASEAN加盟国は『一つの中国』の原則を支持し、国連憲章と東南アジア友好協力条約を守るよう呼びかける」とする声明を発表しました。
さらにベラルーシ、ニカラグア、パレスチナ、スリランカ、エジプト、インドネシア、バーレーン、タイ、エリトリア、タンザニア、エチオピア、南スーダン、ブルンジ、ジンバブエ、コンゴ共和国、スーダンなどの国も米国による中国の主権侵害行為に反対し、「一つの中国」の原則を堅持すると改めて表明しました。
ロシア与党の「統一ロシア」、ザンビア「愛国戦線」、朝鮮労働党、モンゴル「市民の勇気・緑の党」、バングラデシュ共産党(マルクス・レーニン主義)、チリ共産党、ポルトガル共産党などもペロシ議長の台湾訪問に対する断固反対を表明しました。
フリーマン元国防次官補は「彼女(ペロシ氏)はキャリアを通して、政治宣伝のために常に中国を利用してきた。彼女は82歳であり、今回が最後の重要な海外訪問になるかもしれない。これはかなりの程度、彼女の個人的な政治パフォーマンスでありスタイルだ。全く無責任だと思う。政府関係者を含めて多くの米国人は、米中関係正常化の基礎になった『一つの中国』の原則の歴史や意義を理解していないと思う」と述べました。(雲、鈴木)