中国、在宅介護の新モデルを模索

2022-08-03 15:05:16  CRI

 中国の都市部では、高齢者の健康・保健ニーズを満たすため、在宅養老サービスを改善する措置が講じられています。

 国家衛生健康委員会の発表によりますと、高齢者の約90%が在宅介護を選んでいますが、高齢者向けではない住宅に住んでいる人が少なくありません。中国老年学・老年医学学会が明らかにしたデータによりますと、現在、国際市場におけるシニア用品の種類は約6万種類以上ありますが、中国には約4000種類しかないということです。一方、高齢者人口が多い中で、シニア用品の市場ニーズは大きくなっています。

 在宅養老市場の発展を推進するため、各地と関連産業も在宅養老分野に力を入れる方向を模索しています。中国東部・浙江省湖州市長興県では、家庭介護サービスセンターが地域に住む高齢者に昼食を提供しています。飲食サービスのほか、センターにはシアタールーム、絵画ルーム、美容室、図書コーナーなどが設けられ、高齢者の精神的ニーズを満たしています。

ラジオ番組
KANKAN特集