北京
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今は桃のシーズンでもありますね。北京の桃は、郊外の平谷区で生産されたものが一番美味しい。硬いままで美味しいのと、柔らかくなってからが美味しいのがあります。皆さんはどんな桃が好きですか。
さて、今週の番組のメニューです。
▼「週間ニュースファイル」
愛知県のリスナー、杁本直正さんによる第17回CRI切り紙展、今年も成功裏に開催
北京から280キロ離れた豊寧壩上草原の夏景色(8月1日 平文智撮影)
<お便りありがとう!>
★岐阜県美濃市の平野精一さん
香港返還のシリーズ番組、担当された王アナと閔アナの香港を訪れた時の体験や印象について興味深く拝聴することが出来ました。よくテレビでは高層ビルの映像が出てきて、そのイメージが強いのですが、放送では中心部から離島や自然と少し変わった一面も伝えていると感じました。また途中で料理の話もありましたが、飲茶とマンゴープリンはラジオでの放送ですが、美味しそうですね。
★高知県四万十市の杉村和男さん
子どもの頃、今のように、アイスクリームの種類が多くありませんでしたので、スイカをよく食べたものです。今は廉価で、アイスクリームの種類が豊富にありますので、専らアイスクリームです。スイカの場合、半分のサイズで400円くらい、安いアイスだと、88円くらいから有り、ついついアイスを買ってしまいます。スイカと聞くと、子どもの頃の夏休みを思い出します。ただ、話を聞いているうちに、スイカを食べたくなりました。財布に余裕のある時に、スイカを買って食べてみたいと思います。
ヒルガオ(撮影:高知県四万十市の杉村和男さん)
2022年8月<今月の特別寄稿>
東京都 イタズラ爺さん・奥田正彦さん(87歳)
今月の印文は、秦観の詩『納涼』より「追柳外涼」です。秦観が涼を追ったのに倣って、ぼくも柳外に涼を求めてカメラを携え・・・。篆刻では、柳の葉のしなやかさを表現したかったのですが、目も技術も衰えてイメージ通りには仕上がりませんでした。
納 涼
(北宋)秦観
携杖來追柳外涼
畫橋南畔倚胡牀
月明船笛參差起
風定池蓮自在香
納 涼
秦観(しんかん)
杖を携え 来たり追う柳外の涼
画橋南畔(がきょうなんぱん)胡牀(こしょう)に倚(よ)る
月明の船 笛参差(ふえしんし)として起こり
風定まって 池蓮(ちれん)自在に香し
【詩の内容】杖をたずさえ、涼を求めて、柳のむこうの水ベまでやって来た。橋のたもと、川の南のほとりで、長椅子にもたれかかる。月の明るい夜、船から笛の音が時おり起こるのを聞いた。風がおさまり、池の蓮の香りが四方にただよっている。
暑さしのぎに、窓から吹く風に時おり涼を感じながら夏の詩を読んでいると、秦観の『納涼』がありました。
まず、直接「水」を描写してはいませんが、「柳外」の語の中に、すでに水辺の意が含まれています。水辺にはよくしだれ柳が植えられます。「胡牀(長椅子)」にもたれてくつろぐようす、美しい橋。そして「月明かり」「風」「蓮の香り」がいっそう涼味を演出します。
秦観の詩は優雅で女性的だといわれ、金の元好問は「少女の詩」として嘲笑したそうです。当人は大きな顎髭をたくわえた、荒っぽい男だったというから面白いものですね。
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