【CRI時評】米国が南海で「当たり屋」をしても波をひっくり返すことはできない

2022-07-31 10:55:58  CRI

 米国はこの1カ月近く、南海で、軍艦を遠路はるばる中国の家の前に派遣して挑発する一方で、正当防衛を余儀なくされている中国側が「攻撃的」だと逆に訴える「当たり屋」的な手口を使っている。「攻撃的」という点で米国と争える国は世界のどこにもない。米国による南海での自作自演を振り返ると、ハリウッドの有名監督でさえそれに及ばないと感じて恥じ入るだろう。域外国である米国が、長年にわたりいわゆる「航行の自由」を名目に南海で「筋肉」を自慢していることが、南海の軍事化を促す最大の誘引だ。

 米国が、中国の主権と安全を著しく侵し、南海地域の平和と安定を著しく破壊していることは明らかなのに、逆ねじを食わせ、国家の主権と安全を守る中国に「攻撃的」というレッテルを貼り、責任転嫁を試み、中国と南海周辺諸国との関係に水を差し、南海の水をかき乱している。

 南海は域外国の「サファリパーク」でも、大国が競い合う「闘技場」でもない。「重大な事故」が早晩起こると大声でわめく米国こそが、いざこざを引き起こす張本人であり、南海およびアジア地域の平和と安定にとって最大の脅威であることを、地域の国は皆、よく分かっている。

 今年は「南海における関係各国の行動宣言」調印20周年に当たる。関係各国はこの20年、「宣言」の規定を恪守し、南海の平和と安定を共同で守り、南海の航行の自由と安全を保ってきた。現在、南海問題解決の主動権と主導権を握っているのは地域の国々だ。米国が南海でどんなに波風を立てようとも、潮の満ち干きのようなもので、実を結ぶことはない。(CRI論説員)

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