【CRI時評】対中国はテロ対策より重要?英情報機関トップは人気を得たくておかしくなる

2022-07-26 10:50:29  CRI

 英国で対外情報活動を担当する情報機関、秘密情報部(MI6)のリチャード・ムーア長官はこのほどインタビューに応じ、中国は現在、MI6にとって最優先の情報任務となっており、その重要性は「テロ対策を上回る」と述べた。またロシアとウクライナの衝突にかこつけて台湾海峡の議題についても誇大宣伝し、西側は中国に「武力による台湾統一は恐ろしい結果をもたらす」というシグナルを発するべきだと揚言したことはまさに、「語、人を驚かさずんば死すとも休(や)まず」だ。

 外国メディアの報道によると、ムーア長官が外国でメディアのインタビューに応じたのは今回が初めてだ。それを考えると、英情報機関のトップが国際的な場で「自分の声を残す」ことを熱望したのは驚くべきことではない。実際、英国人は皆、自国の情報機関トップが「人気を得たがっている」ことを理解している。一つ確かなことは、でたらめに頼っていては目的達成は不可能だということだ。ムーア長官は「中国の脅威」を誇張しているが、その実態は悪意ある誹謗(ひぼう)であり、事実を前にしてひとたまりもない。

 中国国防部が5月に発表したデータによると、中国軍はこの30年余りの間に、25の国連PKO活動に参加し、5万人近い将兵を派遣し、16人が殉職した。今年5月末時点で2240人の中国将兵が7のミッションエリアと国連本部で任務を遂行している。中国は国連安保理常任理事国の中でPKO要員の派遣が最も多い国だ。「中国のブルーヘルメット(PKO要員)」は何度も国連勲章を授与されており、「PKOの重要な要素、重要な力」と称されている。対照的に英国は長年にわたり盟友である米国に付き従い、至る所で火をつけてあおり立て、勝手気ままに他国に浸透、転覆、侵略工作を行い、国際舞台で対立と対抗を作り出し、多くの国と地域に動乱と災いをもたらし、世界平和にとって真の脅威となっている。

 英国と米国の情報機関トップは台湾海峡の議題を誇大宣伝することで人の注意を引こうとしているが、それは危険な遊びだ。台湾は中国の領土の不可分の一部であり、祖国の完全統一実現はいかなる者も妨げられない歴史の大勢だ。中国は最大の誠意をもって最大の努力を尽くし両岸の平和的統一の将来を勝ち取ると同時に、国家の主権、安全、領土の完全性を揺るぎなく守り、いかなる者、いかなる方式であれ台湾を中国から切り離すことを絶対に許さない。ムーア長官および同氏が代表する利益集団には、台湾問題を利用して存在感をアピールするのを早めにやめるよう忠告する。下手をすると火を招いて身を焼くことになるだろう。(CRI論説員)

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