国際的彫刻家・中国美術館呉為山館長作『鑑真銅像』 上野公園で除幕式

2022-07-20 15:47:48  CRI

 東京の上野恩賜公園で20日、彫刻家として国際的に評価される中国美術館の呉為山館長が手掛けた作品の『鑑真銅像』の除幕式が行われました。

 中国駐日本大使館の孔鉉佑大使、東京都の小池百合子知事、三宅伸吾外務大臣政務官らがともに銅像の除幕を行いました。

除幕式に列席した両国の来賓代表、前列左から4人目は中国駐日本大使館の孔鉉佑大使、前列左から5人目は東京都の小池百合子知事

 孔大使はあいさつで、「鑑真和上は中日文化交流の歴史の先駆者であり、両国の長い友好交流の歴史のシンボルでもある。両国の国交正常化50年に際して『鑑真銅像』が上野公園に末永く屹立(きつりつ)することになったことは、重要な意義を持つ」と述べました。

 小池知事は、「鑑真和上は度重なる困難を乗り越えて来日を果たし、日本文化に大きな影響を与えた」と述べ、「交流を通じてすばらしい未来を共に築き上げる」ことに期待を示しました。

不忍池のほとりに恒久設置された『鑑真像』  

 『鑑真銅像』は台座部分を含めて高さ280センチの真鍮で作られた像で、上野恩賜公園の不忍池のほとりに恒久的に設置されました。

  1200年余り前に、中国唐代の高僧・鑑真和上は日本への渡航を試みました。5回にわたる失敗などの苦難を乗り越え、6回目にようやく成功しました。日本に着いたのは西暦735年です。鑑真和上は日本で仏教を広め、さらに唐招提寺の建立に尽力しました。また唐の文化を日本に普及させ、日本の医学、建築、芸術などの発展に大きく貢献しました。中日両国の国民は今も、両国の友好を促進した鑑真和上に敬愛の情を抱いています。(殷、鈴木)  

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