【CRI時評】他国のクーデター計画に関与した米政治家は法によって裁かれるべき

2022-07-15 11:35:35  CRI

 いつも無頓着なボルトンが今回ぶちまけた事実が米国に大きな問題をもたらした。この、かつてトランプ政権で国家安全保障担当の大統領補佐官を務めた男は、12日に米国メディアのインタビューで、自身が「かつて他国のクーデター計画に協力した」ことを認めたのだ。ボルトンはどこの国の「クーデター」に関与したのかは明らかにしなかったものの、2019年にベネズエラで起こったクーデター未遂に言及している。

 ボルトンが語った事実は国際世論を騒がせ、とりわけ米国の黒い手に毒されている国と地域を刺激した。ボリビアのエボ・モラレス元大統領は13日、ソーシャルメディアでボルトンのこの発言は米国が「民主主義の最大の敵」であることを示していると糾弾した。

 実は、米国が長期にわたって「世界の警察官」として他国の政変を画策してきたことは、とうの昔から周知の事実である。1893年1月には、米国はハワイ王国での米国居留民のクーデターを扇動し、軍隊を派遣してリリウオカラニ女王の政権転覆を支援した。米国は1898年にハワイを併合し、1959年には米国の50番目の州にしている。

 米国はさらに多くの海外領土を併合するにつれ、他国の内政、とりわけ彼らが裏庭と見なしている国々の内政に頻繁に干渉しだした。大まかな統計ながら、20世紀初頭以降、米国はラテンアメリカで成功、または失敗したクーデターを数十回も画策している。

 米国の政治家が他国のクーデターを画策する方法はさまざまだ。直接戦争を起こして、軍事的な脅しを振りかざして他国をたたきつぶす、あるいは「カラー革命」をけしかけ、社会不安をあおって政権交代を実現させる、さらには「代理戦争」を起こす。それらの目的の一つは他国の政権を転覆させることだ。ボルトンは2008年にアルジャジーラのインタビューで、他国のクーデターを画策することは、時には「米国の国益を推進する上で必要な手段」であると述べている。

 米国が世界の動乱の元凶だとするなら、ボルトンのようなやからはすなわち対外的な戦乱を起こし、輸出する操り手だ。このような他国の人民の血で手を汚した米国政治家は国連機関によって調査と審判を受け、法に基づいて裁かれるのが当然だ。彼らが誇らしげに語るいわゆる「経験」こそ、反論できない動かぬ証拠だ。(CRI論説員)

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