ヨーロッパ観光?!いいえ、団地に囲まれた北京の市民公園なんです

2022-07-08 13:50:17  CRI

 市内の公園めぐりにハマりつつある私。また素晴らしい所を発見してしまいました。古い団地に囲まれた、ヨーロッパ風の市民公園「人定湖公園」です。

 あまり知られていない公園ですが、実は長い歴史を持っています。この公園ができたのは1958年のこと。憩いの場を求めた近隣住民たちが、お金や人手を出し合って、本当の意味で「自分たちの手で」、自分たちのための公園を建てたのだそうです。大通りからは離れているし、不思議な立地だなあと思っていましたが、そういう理由があったのですね。

 公園に着いた朝10時ごろには、園内はもう人でいっぱいでした。お年寄りと子どもが多い印象です。

 公園は1周40分ほどの大きさですが、中心に湖があったり、ヨーロッパ風の建築があったりと見どころが多く、ゆっくり眺めながら楽しめます。

 南門から入って150メートル歩くと、このヨーロッパ風のエリアがあります。

 ヨーロッパ風エリアの中心には噴水があるのですが、現在は観光客の集中を避けるために水は出していないそうです。子どもたちは水遊びができずに残念……なのかと思いきや、空っぽの池の中を楽しそうに走り回っていました。子どもは遊びを見つける天才ですね。おかげで、写真が撮れるようになるまで、ずいぶん待ちました(笑)

 それから、回廊も素敵でした。

 この写真を友達に見せたら「いつの間にヨーロッパに行ったの?」と聞かれて、笑っちゃいました。確かにそう見えますよね! でも、ちょっとカメラを引いてみると、実態はこんな感じ。おじいちゃん、おばあちゃん、子どもたちでいっぱいの、北京の市民公園です。

 写真なら、早朝か午後4時以降がおすすめ。ぜひ、リゾートスタイルのファッションで、リラックスした一枚を撮ってみてくださいね。

 人定湖公園

 場所:北京市西城区六鋪炕街15号

 入場料金:無料・予約不要

 注意:入場時に72時間以内のPCR検査証明を提示。

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