【CRI時評】「ストレステスト」に耐えた中国の貿易は靭性に富む

2022-07-14 09:59:23  CRI

 中国税関総署が13日午前に発表した今年上半期の輸出入の「成績表」は、国内外の大多数の市場予測を上回るものだった。

 貿易データの動向について見ると、今年1~3月は安定したスタートを切ったものの、深センを中心とする珠江デルタや上海を中心とする長江デルタという貿易の要地で新型コロナの流行が繰り返し、4月の輸出入に比較的大きなダメージを受けた。国内の新型コロナ対策が奏効し、企業活動が再開するにつれて、貿易データは回復し始め、5、6月は強い勢いで回復し、外部のいわゆる衰退論に力強く反論した。

 中国の貿易が「ストレステスト」に耐えられた理由の一つとして、世界が中国を必要としていることがある。中国は、数十年にわたる発展により、世界で唯一、国際連合の国際標準産業分類の全ての工業分類を擁する国となり、世界の主要な工業製品約500種類のうち約220種類は中国の生産量が世界で最も多い。中国の輸出の安定した「成績」は、「中国製」のかけがえのなさを十分に実証している。「中国製」に対する世界の需要は比較的安定しており、海外需要の継続的な回復により中国の貿易企業はますます忙しくなっている。

 同時に、中国経済の需要面の回復もまた貿易の力強い支えとなっている。中国政府による新型コロナ対策と経済・社会の発展の統一的計画は、マクロ経済の基盤を安定させ、国内の生産需要は回復傾向にある。

 需要面と供給面の双方向の力に加えて、中国政府による一連の安定した成長と安定した貿易に向けた政策がもたらすボーナスが持続的に放出され、中国は世界の産業チェーンとサプライチェーンにおける重要な地位を固めている。

 全体的に見て、「ストレステスト」に耐えた上半期の中国の貿易は靭性(じんせい)に富み、通年の貿易の安定維持と質の向上のための基礎がしっかりと固められた。(CRI論説員)

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